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不沈艦日記
マーケット展望、想定為替レート、月次売上データなどなど。
緊張感は無くとも、適温&御都合解釈も無し
こんばんはです。

何やら米小売売上高ショック?トランプマンが非常識(非常事態宣言)?
とも言われておりますが、昨夜の米国市場では、
債券買い(金利低下、逆イールドも悪化)ドル安となったものの、
ダウが0.4%安、SP500が0.27%安程度、
ナス、半導体SOX、ラッセル、輸送株に至っては上昇して終えており、
しかもゴリ売りには程遠い薄商い(英欧株も薄商い)、原油も上昇・・・

何とも小幅でパワーにも欠けるショックですが、
日本時間に入ってからは、債券買い・ドル安のまま、
米株先物が売られているので、動きとしてはリスクオフとも言えますし、
小売売上高についても、確かに米GDPの7割を占める消費が、
書き入れ時でもあるクリスマス商戦の12月に、
9年ぶりの落ち込みとなったので、ショッキングな数字ではありますが、
市場は何とも緊張感に欠けるショック&リスクオフな動きでおます。

本日の我が国についても、米国と同様の債券高、
ドル安&定番のリスク回避な円最強高となったこともあり、
日経平均は米株よりもショックらしい1.13%安(239円安)、
TOPIXは0.79%安となり、中国株も1.37%安となりましたが、
週初から昨日までゴリラ商いの株高が続いていた中国株はともかく、
日本株は米欧株と同様、ゴリ売り感のない薄商いで終えております。

果たしてリスクオフな動きに従うべきか、
緊張感に欠ける薄商いに従うべきか判断の難しいところですが、
少なくともこれまでのように低調なマクロ指標に対して、
一時的、織り込み済み、出尽くし、という御都合解釈とはなっておらず、
素直に悪材料視する反応となっております・・・

昨日も書いた通りこれまでは、
景気と市場の重石になる米金融引締めが鈍化に転じたことで、
金利低下という市場にも景気にもやさしい適温状態を作り、
景気の先行きに影響する貿易戦争も収束期待が高まることで、
景気の先行き期待が膨らむことに繋がっていたからこそ、
マクロ・ミクロの悪材料に対する御都合解釈にも繋がっていたのですが、
足元では米金融引締めの鈍化姿勢は維持されているものの、
昨日からの米中通商協議にて、対中追加関税発動期限の延長とか、
協議継続といった観測とか、結局は合意・収束には至ってないので、
景気の先行き懸念も燻ったままとなっていることが、
御都合解釈にはならず、素直に悪材料視していると言えます。

とにかく繰り返しになりますが。
金融引締め鈍化による金利低下(債券買い)という適温状態、
貿易戦争の収束期待による景気の先行き期待があってこそ、
マクロ・ミクロの悪材料に対する御都合解釈へと繋がり、
ガスの抜けた需給環境とも相まっての適温相場となりますので、
貿易戦争リスクが再燃もしくは燻ったままだと、
マクロ・ミクロの悪材料には素直に反応するだけでなく、
どうにでも解釈できる政治等のリスクについても、
敏感にネガティブ解釈となり(口実として悪用され)、
金利低下(債券買い)は適温ではなく、単なるリスクオフによる、
安全資産の債券買い(金利低下)という低温相場となります。
悪材料がなかったしても、貿易戦争が燻ったままでは、
腰の据わった資金は入らず、需給のみの相場となってしまいますので、
心許ない薄商いでの打たれ弱い非力相場が続くだけとなります。

ちなみに本日は45日前ルールの該当日(最近は風化気味ですけどね)、
今夜の米国市場は3連休前の週末&SQ、
という大人の都合な需給要素の強い節目を迎えると共に、
トランプマンの非常識宣言(つなぎ予算は可決済)、
そして「1月分」の米小売売上高(今夜ではないとの話もあります)、
米1月鉱工業生産、米2月ミシガン大学消費者態度指数も発表されるので、
市場がどう反応するのか注目でおます。

あ、どうやら米中通商協議は終わったようですが、
最悪の殴り合いとはならず、生産的な協議だったと言ってたり、
歩み寄りや進展もあったようなので、前向きな気もしますが、
結局はメンツを重んじる両国としては、
最終的にはトップ会談で決めることになるでしょうから、
それまでは対中追加関税発動期限の延長や協議継続になったとしても、
すでに発動済みの関税の影響が続くことにはもなりますので、
トランプマン自らがポジティブ呟きでもしない限り、
市場が御都合解釈モード&適温相場に戻るのかは未知数でおます。

ということで、今夜の海の向こうの動きを見極めた上で、
改めて来週の見通しを週末の記事で書きます。

良い週末をお過ごしください。

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一角が崩れそうな気配も・・・
こんばんはです。

日経平均はチョコっと下げ、TOPIXはチョコっと上げ、
新興市場はチョコっと下げ、バレンタインデーだけに・・・

ほぼ言いたかっただけなのは置いといて、
新興市場はマザがチョコっと下げながら、
商いも伴う売レンタインデーな下げとなっており、
一方、主力大型株は商いがチョコっと(薄商い)だったので、
売レンタインデーではなく、ほんの一服といったところです。

ただし本日から明日まで行われている閣僚級の米中通商協議は、
米国側がドS(強硬)なライトハイザーUSTR代表だけでなく、
ドM(穏健)な食い倒れ人形(ムニューチン財務長官)も加わったせいか、
殴り合いになることもなく、ハグをすることもなく、
ドSとドMの間を取ったかのような関税発動期限の60日間延長と共に、
協議継続という落としどころになるとの「観測報道」が流れております。

協議自体は明日までなので、殴り合いで食い倒れ人形のメガネが割れる、
という最悪の結果ではなく、出来ればハグをする結果となるか、
トップ会談(米中首脳会談)で最終合意となるのが理想ですが、
もし観測通りの結果になるとしたら、駆け引きを交えた騒動が、
我が国で10連休となるGWの真っ只中(4月末)まで続くことになり、
すでに発動済みの関税は撤回されることなく継続されることで、
マクロ・ミクロへの悪影響が続くことにもなるので、
GW以降を見据えた腰の据わった資金(買い)が入らないのでは?
というネガティブ解釈が出来る一方、
新たな関税が発動されることなく協議が続くということは、
双方が歩み寄ろうとしている証拠だとのポジティブ解釈も出来るので、
どっちの解釈となるのかは、市場の動きで判断するしかなく、
何とも消化難となりそうではあります・・・

そして現在は米金融政策の引締め姿勢が鈍化したことで金利低下、
という景気にも市場にも優しい適温環境な上に、
景気の先行きに影響する貿易戦争の収束期待が高まっていた、
という景気と市場へ直接的に影響する2大リスクが和らいでいたからこそ、
マクロ・ミクロの悪材料に対しても、一時的とか織り込み済みとか、
出尽くしと言った御都合解釈となっていたのですが、
今回の米中通商協議がまさかの最悪の殴り合いで終わったり、
観測報道通りの結果になってもネガティブ解釈となれば、
2大リスク緩和の一角が崩れることになるので、
マクロ・ミクロの悪材料に対する御都合解釈モードも薄れ、
むしろ素直に悪材料視する可能性が高くなってしまい、
マクロ・ミクロ以外の政治等の悪材料に対しても同様となりますので、
明日に判明する予定の米中通商協議の結果に対して、
市場がどのように解釈(反応)するのか注目でおます。

もし米中通商協議の結果に対して、ポジティブ解釈でもなく、
ネガティブ解釈でもなく、無風で通過することになり、
今夜と明日の米小売売上高の発表(2か月分)、
明朝のエヌビディア決算、明日の国内は企業決算の一巡明け、
というマクロ・ミクロのイベントや節目が、
低調な結果になったとしても悪材料視されず、無風で通過したとしても、
だからこそ需給メインの動きとなってしまうので、
明日は最近は風化気味ながら45日前ルールの該当日、
米国は三連休前の週末&SQという需給要素の強い節目でもるだけに、
いずれにせよ明日をきっかけに一服となる可能性が高いとも言えます。

リスクオフではなく一服なのか?という疑問もあるでしょうけど、
足元の需給環境を見る限り、すでにガスの抜けている株式市場だけでなく
原油も債券も為替もかなりガス抜きが進んでいるので、
需給要素の強い節目でもある明日は、
まさかの米中通商協議が殴り合いにでもならない限り、
一服で済みそうであり、もし明日が期限の米つなぎ予算協議がこじれたり、
英やスペイン等の欧州政治で騒動が起きたとしても、
一時的にやや深押しする程度かなという感じです。

ということで明日については、シンプルに市場の動きだけで言えば、
可能性は薄いながら、金利とドルが過度に上下せず、
落ち着いた動きの適温状態が続き、商いの伴った株高・原油高となれば、
小難しく考えず、素直に乗ればいいでしょう。

もし金利とドルが過度に低下する冷温状態となり、
商いを伴った株安(原油安も)も相まったリスクオフとなれば、
新たな参戦を控えるのはもちろんのこと、
ここまでに参戦済の分についても撤退を視野に入れた方がいいでしょう。

そして先にも述べた通り、米中通商協議の結果に対して、
市場も無風状態が続くのであれば、需給のみの相場になるからこそ、
需給要素の強い節目である明日については、
週末跨ぎ等の短期目線は控えておくのが無難でおます。
腰を据えた人については、明日が商いを伴ったリスクオフとならない限り、
週明けの動きを見てから判断しても遅くはないでしょう。

新興市場については冒頭でも書いた通り、
本日は小幅安ながら商いを伴った株安となりましたので、
シンプルに明日も商いの伴った株安が継続すれば、
売りゴリモードに転じたと判断して、撤退も含め慎重に動きましょう。
先にも述べた通り、海の向こうと国内主力大型株は、
明日が目先のヤマ場であり(新興企業決算も本日で一巡)、
結果次第ではリスクオフに転じる可能性もありますので、
明日の新興市場が平和な動きだったとしても、
海の向こうや国内主力大型株も横睨みしておきましょう。

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ツッコミは多々あれど
こんばんはです。

昨夜の米株は商いがやや増加したものの薄商い、英欧株も薄商い、
にも関わらず、我が国の商いは増加傾向、
中国は香港の商いがイマイチながら上海はゴリラ商い、台湾も大商い、
韓国も商いは高水準、一方でシンガポール、タイ、印は薄商いなので、
東アジア大会(大買い)でも開催されているのでしょうか・・・

まぁ単なる出遅れ物色による商いの増加とも言えるのですが、
同じ出遅れの欧州の商いが膨らまないだけに、
やはり貿易戦争の収束期待ということなのでしょうか・・・

そんな感じで、やや違和感のある商いを伴う東アジア株買いですが、
米欧株、債券、為替、原油等の商品を含む市場全体の動きとしては、
適温相場と言える動きが続いおります。

そして市場を取り巻く背景やリスクについても、
景気の重石にも下支えにもなる米金融政策、
景気の先行きに影響する米中を始めとする貿易戦争、
これら実体経済へ直接的に影響する2大リスクが、
米金融政策は市場と景気にやさしい引締め姿勢の鈍化へ転じ、
貿易戦争は主役の米中に歩み寄りの姿勢が見えていることで、
景気の先行き懸念が和らいでおり(期待が高まっており)、
足元のマクロ面と業績面で顕在化している鈍化傾向についても、
一時的とか、織り込み済み・出尽くしとの御都合解釈となっていることが、
市場での適温相場の動きを後押ししていると言えます。

だからこそ今夜の米消費者物価、明日と週末の米小売売上高等、
米経済指標が堅調過ぎると、金融引き締め機運が再燃するだけでなく、
引締め鈍化に転じたパウエルおじさん率いるFRBの景気判断自体が、
大丈夫なのか?またマッハで手の平返しするのか?
というFRBそのものへの信認低下というか疑念が強くなり兼ねないので、
適温相場を維持するためにも、米経済指標は程々がいいかと(笑)

ちなみに明日に発表される我が国の10-12月期GDP速報値ですが、
まさかの2期連続のマイナス成長となって、
定義上のリセッション入りという称号を得たとしても、
一時的な落ち込みやったとか、過去の数字とか、
織り込み済み・出尽くしになるとは思うのですが・・・
いかんせん最近の我が国では大企業の不正に対抗して、
お役所の統計不正までが炎上中だけに、
いつものように無理くりな2期連続のマイナス成長回避とか、
2次速報値で上方修正という荒業を使えず、
正直?過ぎるドイヒーな数字が出てこないのかと少し心配です。
何やったらドイヒーな数字を出すと同時に、
消費税増税の撤回を匂わせてくれるといいのですが・・・

まぁGDPへの心配については、私が勝手に言っているだけであり、
市場予想はプラス成長になっているので、
何事もなく通過する可能性は高いですけどね(笑)

むしろ一部の国でリセッション入りしている欧州では、
明日に発表される独とユーロ圏を始めとするGDPの方が心配でおます。
足元では明日にも審議・採決となる英国のブレグジット騒動、
暴動が続いている仏とリセッション入りしている伊の財政問題、
さらにはスペインでも予算案がこじれており、
今夜に可決できなければ、解散総選挙との話もあり、
ただでさえ財政統一が出来ておらず財政政策を打ちにくいユーロ圏が、
景気の鈍化だけでなく政治までゴタついている状況だけに、
欧州では御都合解釈になりにくい状況とも言えますからね・・・

米国のつなぎ予算騒動については、
影響が直結するはずの米債券市場でシカト状態が続いているので、
米債券安を含む米トリプル安となるまでは、

深刻に受け止める必要は無いと思いますけど、
株や為替が一時的に動く口実(きっかけ)にはなりますので、
期限の15日までは、顛末を横睨みしておきましょう。


以上の通り、ブレグジットやスペインの政治騒動や景気が心配な欧州、
我が国のGDPへの心配、米欧市場の本気買いとは言えない薄商い、
米つなぎ予算騒動、そもそも貿易戦争は収束してない、
といったツッコミは多々ありますが・・・
現在の市場の動きは、米金利とドルが過度に上昇・低下することなく、
我が国を含む東アジア株以外は薄商いながらも株・原油等、
リスク資産が買われ、VIXは低下、HY債も戻しており、
安全資産の金は昨年5月以来の水準ながら一服、
という適温相場による御都合解釈相場が続いております。

足元の需給環境としても、かなりガス抜けしている株と原油だけでなく、
債券と為替もかなりガスが抜けていることも、
適温相場による御都合解釈相場を下支えしていると言えますので、
これが継続している限り、もしくは商いの伴った株安に転じるまでは、
多々あるツッコミには目を瞑り、シンプルに市場の動きに合わせて、
立ち回ればいいでしょう。

ただし目先については、テクニカル面を含めやや急ピッチな株高なので、
(イチモツ均衡表は株、為替共に三役好転してますけどね)
一服はあるかもしれませんし、繰り返し書いている通り、
イベント的にも15日は45日前ルール該当日、国内企業決算一巡明け、
米国はSQ&三連休前の週末、米つなぎ予算期限、米小売売上高、
そして米中閣僚級通商協議2日目と集中する今週のヤマ場と言えますし、
結果次第ではリスクオフへ転じる可能性もありますので、
特に短期目線の方については、十分にお気を付けください。

新興市場については、本日は昨日以上に、
サンバの商いを含む影響が薄くなる一方で、
全体の商いが膨らみながらの堅調な展開となっており、
明日までがピークの新興企業決算に対する警戒感も窺えない動きです。
従ってシンプルに商いの伴った株安に転じるまでは、
決算を終えた銘柄を中心に参戦すればいいのですが、
先にも述べた通り、海の向こうと国内主力大型株は、
あくまで目先のヤマ場が15日であり、
結果次第ではリスクオフに転じる可能性もありますので、
海の向こうや国内主力大型株も横睨みしながら立ち回りましょう。

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随分と前倒しな週明け
こんばんはです。

昨夜の海の向こうは米欧共に薄商い、米株はマチマチだったのですが、
本日の我が国は商いを伴った大幅高&高値引け・・・

ベタな理由としては、米中通商協議への期待とか、
市場はずっとシカトしてしている米つなぎ予算協議への期待とか、
これら海の向こうのネタが日本時間に入ってから材料視されたとしても、
本日の日本株を見ていると、国内独自のネタもあるかのような強さでした。

ただし国内の企業業績は米国に比べると低調であり、
国内のマクロ環境についても低調な上に統計不正までが炎上中なので、
国内独自の材料としては、足元でガスの抜けている需給環境、
円安以外の好材料は見当たらないのですが、
まさか・・・一部で囁かれている総選挙期待?
政党まで浮気した浮気界のカリスマ細野モナ吉が自民党入りしたので、
少々心配しているのですが、野党の支持率はポンコツが続いており、
政権交代は有り得ないとのことでの選挙に向けた新たな政策期待なのか?

さすがに総選挙期待は無理がありますし、私としても冗談半分なので、
海の向こうの米中通商協議の進展期待と共に、
良好な需給環境と円安が日本株を後押ししたのでしょう。

昨日や先週末の記事でも書いた通り、
最終的には米中通商協議が進展するとは見ていたのですが、
早くとも閣僚級協議のある15日以降、
もしくは私が勝手に推測していた月末頃の米中首脳会談かと思っていたら、
何やら3月中旬頃に米中首脳会談との観測が伝わり、
現在行われている次官級協議にも進展があったと双方から発信されたので、
思わぬ前倒しで米中通商協議の進展期待が高まっております。

果たしてホンマに進展しているのか?最終的に譲歩するのか?
貿易戦争は収束するのか?すでに傷を負ったマクロ・ミクロ環境は、
貿易戦争収束期待と金融引締め鈍化姿勢によって、
傷は一時的&癒えることになるのか?というキリのない疑問はあれど、
本日の我が国の市場の動きを見る限りでは、
先週までの商い増加傾向なリスクオフではなく、
SQだった先週末に匹敵する商いでの大幅反発だったので、
明日以降も継続して5日高値を超えると共に、
主役である米国も商いを伴った上昇となり、
米金利とドルが過度な上昇や低下とはならず落ち着いた動きとなるならば、
(当然ながらパウエルFRBの金融引締め鈍化姿勢も維持)
適温相場ということで、マクロ・ミクロ面での悪材料に対しては、
織り込み済み・出尽くしといった御都合解釈となりますので、
貿易戦争に対するキリのない疑問は置いといて、
多少はアホになって市場の動きに従った方がいいでしょう。
(14日発表の日本のGDPは心配ですけど)

メキシコ国境を巡る米つなぎ予算(政府機関閉鎖)騒動については、
株式市場や為替市場では口実に使われることもありますが、
財政に直結する肝心の米債券市場においては、
政府機関閉鎖中であろうとも売られることはなく(米金利は上昇せず)、
ずっと堅調だった(金利が低下していた)くらいですから、
真剣に材料視はしてないとしか思えないのですが、
もしかしたら・・・トランプマンの要求が通る形で予算が成立した方が、
放漫財政に拍車が掛かるという理由で格下げを喰らったりと、
良からぬ米債券安(米金利上昇)となる可能性も無きにしも非ずです。
(そうなると米国は最悪のトリプル安になるでしょうけどね)

ということで、思わぬ前倒しで期待が高まっておりますが、
今夜の海の向こうと明日の我が国の市場が、
期待と共に先にも述べた通りの動きが「継続する」ならば、
小難しいことは置いといて、素直に市場の動きに従えばいいでしょう。
ただし米中閣僚協議終了、米国の三連休前の週末、米SQ、
といったメインのリスクと需給イベントが重なる15日は、
目先のヤマ場(節目)になる可能性はあると意識はしておきましょう。

一応、今夜はパウエルおじさんの講演、13日は米消費者物価、
14日は我が国のGDP、国内企業決算一巡、中国の貿易収支、
英議会でのEU離脱案の審議・採決、独とユーロ圏のGDP、
米12月小売売上高(1月分は15日)、
シリアやベネズエラを巡る国際会議といったイベントもありますけど、
今夜にパウエルおじさんがトチ狂って更なる手の平返しをしたり、
過度に悲観的にならなければ、15日が今週のヤマ場と言えそうです。

新興市場については、本日はサンバ祭が静かだったのに堅調であり、
サンバ抜きの商いもそれなりに膨らんでおり、
随分と健全な動きだったとも言えますので、明日も継続するならば、
海の向こうと国内主力大型株がリスクオフへと転じない限り、
素直に乗ればいいのですが・・・
本日から14日まで新興企業決算のラッシュですから、
短期での決算跨ぎや同業他社の決算には御注意下さい。
そういう意味では決算を終えた銘柄や変則決算銘柄が無難です。

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とにもかくにもな今週
おはようございます。

週末の市場の動きを振り返ると、
債券市場では米英欧債券高(金利低下)ながら南欧債券安(金利上昇)、
というベタによろしくない動きとなっており、
同じくよろしくないながらも忘れられてる?米金利の逆イールドも継続中、
債券と同様、安全資産の金も買われております。

為替市場ではドル高ながら円最強高(円>ドル>ポンド>ユーロ)なので、
定番のリスク回避風味が漂っており、原油は横ばいで踏ん張ったものの、
景気と中国の鏡でもある銅は続落(他の商品も軟調)しており、
株式市場では米株が踏ん張りを見せてマチマチとなったものの、
パワーを感じられない薄商いであり(VIXは低下)、
英株は薄商いながらも続落、欧州株は商いを増加させての続落、
我らが日経平均先物は円ゴリラもあって軟調に帰って来ております。

以上の通り、概ねベタなリスクオフの動きが継続しているのですが、
米株だけの踏ん張りを見ると、まさにアメリカンファーストだなと、
少々呆れてしまう動きとも言えます。

こういった市場の動きの小難しい背景として、
景気の重石となる米FRB主導の金融引締めによる金利上昇、
米政府が仕掛けた景気の先行きに影響する貿易戦争が火に油となり、
世界的な景気の鈍化「懸念」から鈍化が「顕在化」しているのですが、
足元では日中欧の景気鈍化ばかりが顕在化し、米国だけが堅調・・・

せめて米国が牽引するアメリカンファーストならまだしも、
日中欧を牽引できるほど米景気は堅調ではないので、
このまま米国だけのアメリカンファーストが続くのかは怪しく、
遅かれ早かれ日中欧の鈍化に米国も呑み込まれそうです。

だけに、米FRB主導の金融引き締め姿勢、
米トランプマン政権が仕掛ける貿易戦争、
という2大迷惑を止めるなり、緩めるなりしないことには、
景気も市場も落ち着かないということなのですが・・・

今のところ米FRBは、そんな手の平返しな後手後手政策で大丈夫か?
トランプマンのパワハラに屈したのか?というツッコミも気にせず、
金融引締め姿勢を鈍化させているので、貿易戦争さえ落ち着けば、
もしかしたらすでに手遅れの可能性も否定は出来ないものの、
あわよくば日中欧の景気鈍化は一時的とか10-12月期が底となり、
米景気へ悪影響が及ぶことなく米景気が日中欧を牽引、
という形になる可能性が残っていると共に、
そういった期待が膨らむと言えます。

先週末の記事でも書いた通り、これまでトランプマンは
「景気鈍化の原因はパウ吉(パウエル)の金融引締めのせいや!」
と責任転嫁してきただけに、現在はFRBが忖度したのか、
手の平を返して金融引締めを鈍化させていることからも、
このまま米景気にも鈍化が及び、市場も落ち着かないようだと、
トランプマンが貿易戦争を止めへんからや!
長かった政府閉鎖の影響もあるで!
米企業だけでなく日欧企業の低調な決算発表では、
貿易戦争の影響という文言が多いがな!ということで、
今さらながらトランプマンへの責任論が台頭することになるので、
メキシコ国境問題を含む予算協議(政府閉鎖)で譲歩したように、
今週から協議が始まる米中通商協議を皮切りに、
貿易戦争は打ち止めに向かうと見ておりますが・・・

そしてトランプマンは対中追加関税発動期限の3月1日まで、
習近平とは会わないと言いながら、これは私の推測ですが、
期限前の27-28日に中国の隣のベトナムでカリアゲと会う前後に、
電撃的に中国を訪問して、期限ギリギリに通商協議で合意したで!
トップ同士やから決まったんや!というサプライズ演出があるのでは?
とも思っているのですが・・・そうなると今週の米中通商協議は、
サプライズの効果を高める前フリとしては、
双方があえて強硬姿勢を貫くプロレスのゴングが鳴る可能性も(笑)

ついでにもう一つやや気掛かりなのは、
貿易戦争とか景気鈍化の責任論から目を逸らす?ごまかす?ためなのか、
それとも定番の「強いアメリカアピール」なのか、
イランだけでなく、急速にベネズエラに対して圧力を強めており、
そこに軍事面・資金面で集中させようとしているのか、
シリアやISからは目を逸らし、カリアゲとは歩み寄っているので、
どうも胡散臭く、キナ臭く感じます。
今週はベネズエラやシリア、イランに関わる会合が、
米主催のものから国際会議まで数多く開催されるので、
ドンパチのきっかけ(口実)にされそうな感じもあり、
ほんまにドンパチが始まると、どさくさに紛れて貿易戦争に対しても、
強硬姿勢を貫く可能性も否定は出来ないとも言えます。

まぁ飛躍した推測に近いドンパチはともかくとして、
今週としては景気の先行きに影響する貿易戦争が、
主役である米中間の通商協議をきっかけに落ち着かないことには、
FRBの手の平返しな金融引締め鈍化による金利低下に対しても、
適温相場という御都合解釈とはならず、
単なる安全資産の債券買い(金利低下)という都合悪解釈となり、
マクロ・ミクロ面での悪材料に対する解釈も、
適温相場のような出尽くしとか織り込み済みにならず、
FRBが鈍化に転じたということはやっぱり景気が悪いんや・・・
と素直に悪材料となり、政治面でのリスクについても同様ですので、
しつこいようですが、貿易戦争が落ち着くことが先決であり、
次に期待は薄いですけどFRBが更に鈍化姿勢を強めることです。

それらに関わる今週のイベントとしては(詳細は前記事参照)、
週明けから始まる米中次官級の通商協議、
14-15日の強気なライトハイザーUSTR代表、
融和的なムニューチン米財務長官が出席する閣僚級協議が最も重要であり、
その次に12日のパウエルおじさんの講演(議会証言は26-27日)、
他の政治イベントでは、先に述べたキナ臭い関連の会合や国際会議、
英ブレグジット関連イベントが週を通して続き、
15日が期限の米つなぎ予算を巡る攻防も続きます。

マクロ指標では米経済指標が材料としては大きいことに変わりないので、
FRBの本業である物価指標(13日の米1月消費者物価)、
米GDPの7割を占める消費関連指標(14日と15日の米小売売上高)
米景気への影響確認となる15日のNY連銀製造業、米鉱工業生産、
ミシガン大指数あたりが注目なのですが、
鈍化の顕在化が話題の欧州マクロ指標がいつも以上に注目であり、
11日に英国、14日に独とユーロ圏の各GDP、
何気に前期は欧州よりも低調だった我が国の10-12月期GDPも
リセッション入りの称号を懸けて14日に発表されます。

企業決算としては、我が国は14日でほぼ一巡となり、
米国は11日のロウズ、13日のシスコシステムズ、
14日のエヌビディアやAマテリアルズ、コカ・コーラが注目です。

需給要素の強い日程面については、週明けが中国の春節明け、
15日は米国が三連休前の週末&SQ(SQは英欧も)、
最近では風化気味の45日前ルールの該当日でもあります。

ということなので今週としては、貿易戦争が落ち着かない限り、
政治面、マクロ面、ミクロ面共に適温相場での御都合解釈とはならず、
都合悪解釈な低温相場となってしまうので、
イベントの日程からも、早くとも15日までは、多少の反発はあれど
冒頭で書いた先週後半からのリスクオフ基調自体は続きそうです。

ただし足元の需給環境としては、債券と為替の巻き戻し余地はありますが、
株式市場と原油はかなりガスが抜けている状況なので、
まさかの何ちゃらショックでも起きない限り、
リスクオフ基調が続いたとしても、クリスマス安値は割りそうになく
貿易戦争等の行方を見ながら下値を探るような動きとなりそうです。

シンプルに見るならば、株式市場の先週後半からの売り局面では、
先週前半までを上回る商いを伴いつつ売られているので、
薄商いでの反発には惑わされず、商いを伴った上昇に転じるまでは、
腰を据えての「新たな」参戦は控えておきましょう。
短期の方についても、日跨ぎ等の中途半端な短期勝負は控えましょう。

新興市場については、国内外のリスクオフモードが落ち着いていれば、
サンバイオの悪影響も落ち着いてきたことでの資金流入もありますが、
先にも述べた通り、現状の国内外はリスクオフモードになりつつあり、
本格的なリスクオフとなれば、新興市場はリスク資産の最たるものとして、
過度に売られるのは相場の常な上に新興企業決算のピークも迎えるので、
今週は局地的なお祭り銘柄の短期勝負は自由ですが、
ピークの新興企業決算を始め、国内外の動きにも目を向けながら、
主力大型株以上に慎重に動いた方がいいでしょう。

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